浮気した人を罰するのは誰?

こんばんは。

毎週火・木・土曜日のブログを担当しております総合探偵社テラスエージェント相談員の平田です。

今日もよろしくおねがいします。

 
浮気の証拠を取って、その後どうしたいのか。
調査依頼をするときにそのことを少し皆さん考えておいてください。
 
実際、離婚をしたいという方は意外と少ないです。
相手の出方によって決めたいという方が一番多いですね。
ただ、慰謝料の請求に関しては多くの方が浮気相手に対してしておきたいと言われます。
離婚するしないにかかわらず、これだけは最低限希望されるのです。
 
慰謝料請求というのは、少なからず相手に対しての正当な仕返しの一つであるように思います。
浮気された側が持つ権利でもあります。
心に受けた深い傷の代償…つまり損害賠償請求ということです。
 
でも注意していただきたいのはその仕返しも、度が過ぎれば脅迫や名誉毀損ということで反対に請求した方が訴えられるということもあります。
気持ちとしてはただお金を払わすだけでは物足りない、社会的に制裁を加えたい、もっと相手も自分のしたことの罪を自覚するべき!といったところでしょうか。
確かにそのとおりだと思います。
しかし日本の法律ではそれをすると反対に罪に問われるということもあるのです。
 
自分の手で相手に直接制裁を加えたい、地獄に落としたい、という強い気持ちを持たれている方もおられるかもしれません。
その事は、決して悪いことではなく、それだけご自身が深く傷ついたという証でもあるのだと思います。
それでもそのために、自分が悪者になる必要があるでしょうか。
そんなことのために余計自分自身を傷つける必要はないと思います。
理不尽なことをしている浮気当事者達に対して、こちらはあくまでも正攻法で対応し、向こうに付け入るスキを与えない、反撃する余地を与えないように対応することが最善ではないでしょうか。
 
昔から日本には「バチがあたる」という言葉がありますが、本当にそのとおりで、ほっておいても勝手にいつかツケを払わされるような出来事が起こるように思います。
実際に私がこの仕事をしていて経験したことですが、ある浮気調査をした際その対象者だった方が、回り回って数年後、今度は浮気調査の依頼者となって弊社を訪れるということもありました。
自分が依頼者という立場になって初めて過去に自分がしたことの罪深さを嫌という程痛感されたことと思います。
自分自身が手をくださなくても、絶対に何かの形でいつかその罪を償うことになるということです。
 
その中でも、最低限のこと(正当な慰謝料請求など)くらいはけじめとしてきちんとし、痛い思いをしてもらいましょう。
ただ、相手を罰することばかりに気持ちを傾けず、今後はどうすれば自分自身が幸せになれるかということに注意を向けて進んでいってもらいたいのです。
今本当に辛い思いをしてこの問題を乗り越えようとしている時に、自分の幸せを考えるのは難しいかもしれませんが、こんな考え方もあるということをちょっと心の隅に留めておいていただければと思います。
 
 
 

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岡 澄

岡 澄

探偵業務取扱者 認定番号 No.JISA(1)2812-0278

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