離婚に関すること

浮気相手に本気になって、家を出ていってしまった夫。

こんばんは。

毎週火・木・土曜日のブログを担当しております総合探偵社テラスエージェント相談員の平田です。

今日もよろしくお願いします。

前回のブログで、離婚して浮気相手と一緒になろうとしている夫についてお話しました。

妻と別れて不倫相手と再婚したい。

今日はその続き。
浮気相手に本気になってしまった夫が、妻に離婚を突きつけ出ていってしまった場合についてです。
このまま放置しておくと夫婦関係が破綻しているとみなされて、夫からの離婚請求が通ってしまうのでしょうか?

放置と言っても、数日、数ヶ月という話ではなく、何年もこのままにしておく状況のことを言います。
そんな短期間では夫婦関係の破綻にはなりませんから安心してください。

基本的に浮気をしている夫(有責配偶者)からの離婚請求は認められませんが、それにも例外はあって、夫が出ていってある程度の期間が経過してしまった場合には離婚になってしまうというのはよく聞かれることと思います。

ここでまず、有責配偶者からの離婚請求が認められるのはどのようなケースが有るのか知っておいてください。
昭和62年、最高裁はこれまで有責配偶者からの離婚請求は認めないといという原則を変更しました。
次のような状況にあれば、有責配偶者からの離婚請求を認めるということです。

1)年齢及び同居期間と対比して相当の長期間夫婦が別居している。
2)夫婦間に未成熟の子供がいない。
3)相手が、離婚によって精神的・社会的・経済的に過酷な状況に置かれるなど、離婚請求を認めることが著しく社会正義に反すると言えるような特段の事情がない。

以上の3つです。
また近年では、夫婦間に未成熟の子供がいる場合でも、そのことだけをもって離婚請求を排斥すべきではなく、信義誠実の原則に照らしても、なお容認されるか、諸事情を総合的に考慮して判断すべきとされています。

つまり、別居期間が長ければそれだけ修復は難しく、婚姻自体が形だけのものと化していると判断される事。
また、子供が小さければそれだけ両親の存在が必要とされるため離婚は認められにくいということです。

ここで皆さん一番気になるのが、それでは何年別居すれば「相当の長期間」に当たるのかということでしょう。
実際には個々で状況もケースも違いますので、一概に何年と言えるものでは無いようです。
しかし、私の感覚では3年前後という話をよく聞くように思います。

それでも過去の判例では別居期間が10年(同居期間も10年)経った夫婦でも離婚は認められなかったというケースもありますから、絶対にという事は無いのです。
特に、女性が専業主婦で子供も小さく、離婚後の生活が明らかに困難な場合などは認められないでしょう。
また、熟年離婚でこれまで専業主婦だった妻が今後就職してある程度の収入を見込める可能性が極めて低いという場合も然り。

ここで重要視されるのが有責配偶者からの離婚請求によって、相手方が経済的に過酷な状況に置かれることが無いかどうかということです。
慰謝料や財産分与、養育費などの内容がどのようなものか。
今後の生活に十分かどうか。
そして、そのお金が今後確実に支払われる見込みがあるかどうかも考慮されます。

とにかく、毎月支払はすると言っていてもそれが滞るケースの多いこと(-_-メ)
滞った場合はちゃんとした手続きをして離婚していれば、給料の差し押さえも可能ですが、職場も辞めて今何処にいるのかわからないといった場合や、破産してしまって支払いできないなど、今後に不安の残る事もあります。
とりあえず、月々の支払いの約束のみして、離婚してしまえばこっちのものと支払いをしなくなるという無責任な人も多いのが事実。
そのような状況が予見できる場合は、離婚は認められないでしょう。

反対に、高額の慰謝料を一括で支払うという申し出があった場合などは、離婚が認められる場合もあるようです。
文字通り、高額の場合、ですけどね。

そこから考えてみても、離婚になることは不安かもしれませんが、そこまで簡単に離婚になることは難しいと言えます。
証拠があれば、浮気している当事者からの離婚請求は認められないという事実は変わりません。
もし出ていってしまっても、探偵に頼めば行き先を判明させるとともに、女性の存在の有無まで確認できる可能性も高いです。
そして、離れて暮らしていても婚姻関係にある限り、婚姻費用分担請求をすることができます。
もちろん、これも正当な権利で、調停を申し立てることで請求できます。
弁護士が必要とか、難しい法律的手続きが必要という事も無いようです。

まだまだ反撃するチャンスもありますから、途方に暮れず、しっかりと希望を持って進んで行っていただきたいと思います。

今日は法律的な話も含め難しい内容でしたが、最後までお付き合いくださりありがとうございました。

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平田 澄

平田 澄

探偵業務取扱者 認定番号 No.JISA(1)2812-0278

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