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2019.02.27

ひとり親家庭と子供の大学進学

こんにちは。

総合調査テラスエージェント相談員の平田です。

今日もよろしくお願いします。

受験シーズンも終盤を迎えていますね。
泣いても笑っても、一応受験は終了してあとは結果を待つだけといった方も多いのではないでしょうか?

先日、友人から子供の大学進学にあたり必要なお金のことで相談を受けました。
私も二人の息子が進学にするに当たり、奨学金を受けました。
長男の方はもう返済が始まっている状況ですけれど。

ひとり親で、子供が進学するとなると不安は大きいものです。
入学金や学費が払えるのか。生活費はどうか。仕送りはどのくらい必要か。
そもそも入学時にまとまったお金がどのくらい必要なのか。

私も母子家庭として二人の息子を進学させるに当たり、とても不安がありました。
元夫からの養育費は途絶えていましたので当てにもできません。
離婚して間もない時期、扶養手当の手続きの際に、そんな不安を職員さんに漏らしたところ、言われた言葉がとても励みになったことを覚えています。

片親で二人の子供を進学させてやれるのか、金銭面で子供の将来の夢を我慢させることになるのではないかと不安がっていた私に、その職員さんは
「親が無理やり大学進学を強制するので無い限り、自分の責任で大学に行くことは、決して可愛そうなことでは無い。
奨学金を受けて、その返済が自分に降り掛かってきても、それは自分がやりたいことをするために自分が選んだ道なのだから、その返済まで親がかぶる必要もない。
大学に行けばアルバイトもできるし、親が全てを負担しなければいけないということもない。
かえって、そんな子はしっかりとしたいい大人になるんだから。
それでも不足する部分は仕送り等も必要になることはあるけれど、そうやって頑張ってくれている母親の背中を見て育つ事もまた大切。
きっといい子に育つよ。
心配しなくても、今の時代大学に行きたいと思うと様々な救済制度もあるから、どうやってでも行くことはできる。
本当に大学に行きたいと子供が思うなら、絶対行けるから、大丈夫。」
そう言われたのでした。

もう何年も前のことなので詳細のニュアンスがおぼろげなため、皆さんに伝わるかどうかわかりませんが、私には大変励みになる言葉で涙がでました。
そして、ひとり親家庭に対して市が行っている無金利の奨学金制度も紹介していただき、実際に長男はその制度を利用して大学に行かせていただきました。

今思うと、いざとなればなんとかなるもんだな・・・という感想です。
ひとり親としてやっていくと決めたのは私自身ですが、それにより子供が辛い目に合うのだけは避けたいと思うのは誰にも共通する親心ではないでしょうか。
そのため離婚はせずに、我慢して結婚生活を続ける選択をされる方も多いと思います。
それも、すごいことだと思います。そしてそれは私にはできなかった事でもあります。
でも、離婚を選択されても、子供の未来が制限されることは無いという事も知っておいてほしいと思います。
自分の選択に、また自分自身に自信を持って未来を選択していただきたいです。

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