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2017.11.06 浮気・不倫調査

浮気調査のはずが人命救助をすることに!

こんにちは、月・金のブログを担当しております、総合調査テラスエージェント代表の岡です。

いつも弊社の探偵ブログを読んでいただきありがとうございます。

最近空気も乾燥してきたので、火事には気をつけてくださいね。
火事と言えば、2011年1月の広島県呉市での調査を思いだします。
当時、依頼者から県外で夫の調査をお願いされ、岡山から呉市へ何度も通いました。
冬になると道路が凍結し何度も危ない思いもしました。

呉で夫の素行を調査を開始!

夫の行動手段は自転車、自動車どちらも使用するとの情報でしたので、我々も岡山から自転車を持ち込み調査を開始しました。
マンションの上層階に自宅があるので、出入りなど遠くからでも監視ができ難易度は低い調査だったので、
A班は離れた場所から出入りを監視し、B班はマンションの出入り口付近で監視していました。

浮気を疑っての調査だったのですが、相手女性などの詳細な情報はなく、とにかく夫の行動確認からスタートでした。
今回は夫のお休みの日を限定しての調査だったので、朝から晩までみっちりと調査をしました。
夫は自動車に乗ることはなく自転車での行動が多かったです。自転車で呉駅にあるスポーツジムへ通い、数時間かけて体を鍛え、何もなく自宅へ帰る。
次のお休みも一緒でスポーツジムへ行きトレーニングが終わると、女性との接触などはなく、帰宅するの繰り返しでした。

調査最終日に動きが…

調査最終日にマンションの出入りを監視しているときのことでした、車内から望遠カメラで出入り口を狙っていると画面が曇っているように見えました。
もちろん車内は窓を締め切っていて、エンジンも切っているため窓ガラスが曇ってしまうこともあるので、窓を少し開けて換気をし内窓もきれいに拭きました。
しかし、モニターに映る映像に変わりはなく、レンズが曇ってしまったのかとレンズも再度拭いてみましたが一向に変わりません。
なぜこんな症状になっているのか?
これだと証拠映像としてはクオリティーが低くなってしまうと思い、もう一度よくモニターを確認してみると…
曇っている原因は内側の湿気の曇ではなく、車外で白い湯気のような、煙のようなものが出ていたのでした。

このまま煙がひどくなるようなら張込み場所の移動も考えなくてはならないので、車の外に出て確認してみました。

すると…

車を駐めていた二件隣のビルの2階が火事になっているではありませんか!!
まだ火がついてスグだったのか、白い煙がモクモク出ていて火事に気付いた人は僕と通行人のカップルしかいません。
そこで、カップルに頼んで消防へ連絡してもらい、僕は2階へ通じる階段へ急いで走って行きました。

階段を途中まで上った時、勢い良く煙が出てきたのでそれ以上登ることができません。
他に出入り口がないか確かめましたが、2階へ通じる階段は他にはない様子。
数分しかたってないのに、窓ガラスはバンバン割れてすでに近くにいることも出来ない状態になっていきました。
さすがにガラスの割れる大きな音で近所の人もやっと火事に気がついて出てきましたが、どうすることも出来ません。
その上、まだ消防も到着していない状況です。

すると近所の人が大声で、「〇〇さーん!」って叫ぶのです。
2階にはまだ誰か居るらしい…近所の人に聞くと〇〇さんが出てきてないので中で倒れているかもと言うではありませんか。
それを聞いて知らん顔は出来ないので出来る限りのチャレンジはしようと思い、もう一度階段を上がってみましたが、最初の時より煙の勢いが強すぎて間違いなく進めない状態でした。
どうにか進めないかと息を止めて目を凝らし、2階のフロアが見える高さまで進むと、薄っすらと数メートル先に男性の足が見えました!
これは助けることが出来るかもしれないと思い一気に2階へ登って男性を抱きかかえて階段を降りることに成功しました。

降りた所で男性に他には誰かいないのか?と尋ねると「金魚が」と…
さすがに金魚は助けてあげられないから諦めてくださいねと言いました。
近所の人も駆け寄ってきて『〇〇さん良かったね〜』って言っていました。
そのころになって、やっと消防と救急が到着たので後は対応してもらったが、丁度このタイミングで調査員から対象者が出入り口から出てきたとの連絡が入り、急いで車に戻ったのでした。

浮気調査のはずが人命救助をすることに!

しかし、そこは火事現場のすぐ隣だったため7、8台の消防車と救急車とパトカーに包囲され調査車両は身動き取れず、挙げ句の果てに、ここで何をしてるんだと叱られ火事現場から出ていくのも一苦労でした。

浮気調査のはずが人命救助をすることに!

他の調査員が自転車で対象者を追跡していたので尾行に問題はありませんでしたが、僕も調査現場に急いで合流しなければと思い、火事の煙で気持ちが悪いのを我慢して急行しました。
調査中に警察から電話があり、お礼を言いたいと言われましたが調査中でそれどころではなかったのでお断りをしてしまいました。
結局、調査の方も浮気らしいこともなく終了しました。

この様な経験はなかなか出来ませんが、とっさに自分がどう行動するのか良くわかった気がしました。
でも、無理せず出来る範囲の人助けが出来るように心掛けようと思います。

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