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【探偵を選ぶ時の判断基準】協会所属の探偵を選ぶべき理由
前回もお話しましたが、探偵事務所を選ぶ際に明確な判断基準が無いため、どの探偵事務所を選べば正しいのか難しいと思います。当探偵事務所にも今までに数多くの誤って判断してしまい失敗してしまったご相談者様やご依頼者様が訪ねてきました。長年探偵事務所を経営していて、協会に所属している探偵事務所を選ぶことが重要だと感じるポイントをまとめてみましたので参考にしてください。
どうやって探偵なる?
初っ端からつまらないお話になりますが、ここがかなり重要です。
探偵を選ぶ際の判断基準の初歩中の初歩ですが、まず、日本の探偵はどのようにして探偵になっているのか知っておく必要があります。そうすれば、どの様な探偵を選ぶべきかが必然と分かります。
端的に言いますと、日本で探偵になるには各都道府県の公安委員会へ届け出をすれば大抵の人は探偵になれます。つまり、経験や資格が無くとも誰でも探偵になれるということです。
この事実を知らないご依頼者様は、どこの探偵事務所の探偵に依頼すれば良いのか、必死になってGoogleで検索し、Google広告に惑わされ、見た目が良さげなホームページを選び、誰がつぶやいている分からない口コミを見て判断してしまいます。
上記のようなことが決して悪いわけではありませんが、その中身(内容)をしっかりと見て判断して欲しいのです。その為の判断基準の一つが協会に所属しているかどうかです。
加盟には厳格な審査基準がある
探偵事務所が協会に加盟するには、厳格な審査基準をクリアする必要があります。これには、適切な許認可、業務運営の実績、倫理規定の遵守などが含まれます。そのため、協会に加盟している探偵事務所は、探偵の身元が保証されており、信頼性の高い業者なためトラブルが少なく安心して依頼できます。
協会が定める倫理規定の遵守
協会に加盟している探偵事務所は、協会が定める倫理規定を遵守することが求められます。倫理規定の遵守によって、トラブルが発生しにくい環境が整っているため、ご依頼者様も安心してご依頼できます。
依頼者をも守る認定試験制度がある
例として当探偵事務所が所属する一般社団法人 日本調査業協会では、一定の基準を満たした資格を持つことを求められます。これにより、探偵業法や民法など幅広く法律を学ぶこととなり法令遵守で調査を行うことの重要さを考えさせられるため、ご依頼者様にとっても安心してご依頼することができます。
※探偵になるために強制的な試験はありませんので、協会に所属していない探偵が法律を学ぶ機会はあまり無いと言えます。
知識・技術向上の研修がある
当探偵事務所が所属する協会では、年に数回協会が主催する探偵のための教育研修会があり、警察庁・警視庁・各県警、更に消費生活センター・弁護士らから最新の情報を学びます。また探偵同士の情報交換の場でもあるため、協会内の探偵事務所との連携が円滑に行われており、情報の正確性や信頼性が高いです。全国の探偵との交流で最新の技術や手法を習得しているため、より効果的な調査が可能となり、ご依頼者様にとっても安心してご依頼していただけます。
個人情報の保護
個人情報の保護は当たり前ではありますが、協会所属の探偵事務所は、個人情報保護法に則って厳重な情報管理を行っています。依頼者のプライバシーや調査対象者の個人情報などが適切に保護されるため、安心してご依頼できます。
クレーム対応体制
万が一、ご依頼者と探偵事務所間でトラブルが発生した場合でも、協会所属の探偵事務所であれば協会が仲介を行ってくれます。このような対応体制が整っていることで、ご依頼者は安心して調査を依頼できます。
まとめ
これらの理由から、協会所属の探偵事務所を選ぶことが、質の高いサービスを受け、ご依頼者様を守るための重要なポイントであると言えます。探偵選びでトラブルに巻き込まれないためにも、協会に所属している探偵事務所を選ぶことをお勧めいたします。
参考:当探偵事務所が所属している協会は、日本で最も会員数が多く古くから存在する「一般社団法人 日本調査業協会」と、世界各国の探偵が所属し98年の歴史がある「世界探偵協会WAD」です。なお、日本全国には探偵の協会が数多くあるとされ協会の目的は個々で違うと思われます。また、協会に所属していなくても信用信頼できる良い探偵が存在するのも事実ですので、判断基準にされる場合はご自身でよく調べ、自己責任でお願い致します。
以上のことを参考に失敗しない為の探偵事務所を選ぶ判断基準になれば幸いです。
明日が今日よりも幸せでありますように!