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妻は強くて、浮気相手は弱いから…
男性が浮気をするのは、妻に無いものを浮気相手に求めているから…と、よく言われます。
じゃあ、一体何を求めているのか。
長年多くの相談を受けてきて私が思うのは『男としての強さ?のようなものを感じさせてくれる』と言う事。
浮気相手に対して、特に浮気というより本気で妻と別れて一緒になりたいと感じている相手に、この様な感情を持っているように思います。
つまり、浮気相手に対して守ってあげたいとか、自分がいなければダメな子なんだ、みたいな幻想を持ってしまっているんですね。
お客様から色々お話を聞いたり、調査で発覚した事実などをみていて、かなりの確率でこの理由のことが多いと感じています。
長年過ごしてきた妻は子どもができてからどんどん強くなって行く。
自分なんか必要ないんじゃないかと感じる。
ただ、働いて給料を家庭に入れてさえいればいい存在。
喧嘩しても、昔は可愛く謝って来たのに、最近ではこちらが折れるまでとことん攻め続けるだけ。
でも、浮気相手は違う。
優しくてか弱くて、自分がいなくては生きていけないかもしれない…。
書いてて、虚しくなってきた…。
奥さん差し置いて、浮気する女性がそんな繊細でか弱いワケ無いんですけどね(苦笑)
以前、弊社でお受けした調査で、こんなことがありました。
証拠はしっかり抑えた後、相手女性に慰謝料請求をするために弁護士とともに浮気相手に会いに行ったのです。
普通なら相手女性に慰謝料を請求する旨の内容証明郵便を送るなどして対応するものです。
しかし、相手の女性も既婚者で、家族にはバレされたく無いだろうという奥さんの配慮から、直接足を運んだのでした。
相手女性に言い逃れできない理由を告げ、慰謝料を請求したところ、
「そんなの払えません。」
の一点張り。
いくらか譲歩しつつ交渉しても、全く応じない。
なら、いくらなら払えるの?という問いに
「一万円。」
…
もう、絶句ですよね。
そんなこと言うなら、こちらもせっかく示談で済ませようと配慮したのに仕方がない。
法的手続きを取らせてもらうということを告げると急に顔色がかわり、示談に応じたのでした。
結果、なんとか調査料と弁護士費用はまかなえる程度の金額で決着。
しかし、その後のこと。
もう、夫と連絡は一切取らないよう、取り決めをしたのにもかかわらず、慰謝料請求されたことを第三者を通じてすぐに夫に知らせて来ました。
バレないように警戒しつつも連絡してくるところがまたなんというか…。
でも、こちらも調査のプロ。
ちゃんと網は張っていましたので、情報は筒抜けです。
夫の方も直接彼女と連絡を取ることを封じられていたのですが、なんと彼女に手紙を書いたのです。
出す前に見つかってしまったのですが。。。
その内容に、また唖然。
「弱くて繊細な君に怖い思いや心細い想いをさせてごめんね…」とかなんとか書かれてました(笑)
弁護士に、直接慰謝料請求されて、一万円しか払わないという女性が繊細なワケ無いじゃん!!!
どこまでも図太い、怖い女性だということがどうしてわからないの~~~!!!
もう私としては、怒り心頭です。
依頼者自身は、「自分も反省することも多々あるので私は怒れないけど、代わりに怒ってくれてありがとうございます。」なんておっしゃるんです。
この夫は、何を見てるんでしょうね。
どちらが優しい女性なのでしょう。
つまるところ、世の中に本当に弱い女性なんて存在するんでしょうか(笑)?
今回の事例は、調査というよりはその後のアフターケアの対処例でしたが、このように調査したら終了ではなく、問題解決までしっかりサポートさせて頂いております。