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【実話】契約するまで帰れない──浮気に悩む心につけ込む“危ない探偵”にご注意を

こんにちは、探偵コンサルタントの岡 弥舞です。
浮気や不倫を疑ったとき、人の心は大きく揺れます。
「確かめたい。でも、間違ってたらどうしよう…」
「信じたい。でも、もう信じられない…」
そんな思いを抱えて勇気を出して探偵に相談しようとしたとき、もし「契約するまで帰れないような空気」に巻き込まれてしまったら──それは本当に“あなたの味方”と言える相手でしょうか?
今回は、最近実際にあったご相談をもとに、「探偵選びで後悔しないために知っておくべきこと」をお伝えします。
この記事が少しでも、あなたの安心と冷静さを取り戻すヒントになれば嬉しく思います。
相談事例:「もう帰してくれないんじゃないか…」と思った瞬間
先日、弊社へある女性から相談がありました。
夫の浮気を疑って探偵を探していたところ、ある探偵紹介サイトを通じて1社を紹介されたそうです。
現れたのは、遠方から来たという女性相談員。
最初は穏やかで親身な対応に安心したそうですが、提示された金額が予想以上に高額。
「少し考えたい」と伝えると、空気が一変。
「今決められない性格だから、旦那さんにもなめられるんですよ」
「こんな大事なときに決断できないなら、浮気されても仕方ないですよ」
まるで“ダメな自分”を責められるかのような言葉。
その場で契約しないと話を終わらせない雰囲気に、1時間以上も押し問答が続いたといいます。
「怖かったです。まるで、私が悪いことをしているかのように…」
相談者のその言葉が、今も忘れられません。
なぜ“断れなくなる”のか? ── 心理戦術にご注意を
こうした探偵業者の中には、心理学を悪用して契約へ誘導する手口を使うところもあります。
- 「遠方から来た」と言い、断る罪悪感をあおる(返報性の原理)
- 「あなたの優柔不断が原因」と性格否定を匂わせる(自己効力感を下げる)
- 「すぐに動かないと証拠は消える」と焦らせる(希少性・損失回避バイアス)
- 「他の探偵は信用できない」と他社の悪口で囲い込む(情報遮断)
いずれも、“不安や迷い”を突くように設計された言葉です。
でも、忘れないでください。
あなたの不安に、必要以上に火をつける人は、決して「解決」に導いてはくれません。
本当に信頼できる探偵は、契約を“急がせません”
私が大切にしているのは、次の3つです。
- 契約前に一度、持ち帰って冷静に考える時間を設けること
- 調査が本当に必要かを一緒に考えること
- 調査の前に、心を整えること
焦っているときこそ、いったん立ち止まることが大切です。
ご自身の心の整理がついていないまま調査を始めても、うまく活かせずに後悔する方を多く見てきました。
調査は“ゴール”ではありません。
あなたの人生を立て直すための、ひとつの「手段」にすぎないのです。
調査より先に“相談”を──あなたの味方でありたいから
「契約されるかどうか」ではなく、
「いま、あなたにとって何が必要か」──それを一緒に考えること。
それが、私の役割だと考えています。
「探偵に相談するのも不安」
「ちゃんと話を聞いてもらえるか心配」
「押し売りされたら怖い」
そんな声があって当然です。だからこそ、無理に進めず、まずは安心して話せる時間から始めてください。
最後に──読者のあなたへ
もし今、探偵を探している中で「なんとなく不安」や「強く勧められて困っている」と感じているなら、
それはあなたの感覚が正しく働いている証拠です。
契約は、あなたが納得したときにすればいい。
「怖い」と感じたなら、その直感を大切にしてください。
探偵を利用したことのある信頼できる友人や知人からの紹介、あるいは弁護士からの紹介などであれば、安心して相談できるかもしれません。
しかし、そうした紹介者がいなかったり、紹介された探偵事務所にも違和感を覚えるようであれば──
無理に進まず、どうぞ私にご相談ください。
調査を前提とせず、本当に必要かどうかから一緒に見極める。
その上で、あなたの心と状況に合った最善の道を考える。
私は、そんな存在でありたいと思っています。



