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2025.08.11 探偵コンサル 浮気・不倫調査

【実話】契約するまで帰れない──浮気に悩む心につけ込む“危ない探偵”にご注意を

【実話】契約するまで帰れない──浮気に悩む心につけ込む“危ない探偵”にご注意を

こんにちは、探偵コンサルタントの岡 弥舞です。

浮気や不倫を疑ったとき、人の心は大きく揺れます。
「確かめたい。でも、間違ってたらどうしよう…」
「信じたい。でも、もう信じられない…」

そんな思いを抱えて勇気を出して探偵に相談しようとしたとき、もし「契約するまで帰れないような空気」に巻き込まれてしまったら──それは本当に“あなたの味方”と言える相手でしょうか?

今回は、最近実際にあったご相談をもとに、「探偵選びで後悔しないために知っておくべきこと」をお伝えします。
この記事が少しでも、あなたの安心と冷静さを取り戻すヒントになれば嬉しく思います。

相談事例:「もう帰してくれないんじゃないか…」と思った瞬間

先日、弊社へある女性から相談がありました。
夫の浮気を疑って探偵を探していたところ、ある探偵紹介サイトを通じて1社を紹介されたそうです。

現れたのは、遠方から来たという女性相談員。
最初は穏やかで親身な対応に安心したそうですが、提示された金額が予想以上に高額。
「少し考えたい」と伝えると、空気が一変。

「今決められない性格だから、旦那さんにもなめられるんですよ」
「こんな大事なときに決断できないなら、浮気されても仕方ないですよ」

まるで“ダメな自分”を責められるかのような言葉。
その場で契約しないと話を終わらせない雰囲気に、1時間以上も押し問答が続いたといいます。

「怖かったです。まるで、私が悪いことをしているかのように…」
相談者のその言葉が、今も忘れられません。

なぜ“断れなくなる”のか? ── 心理戦術にご注意を

こうした探偵業者の中には、心理学を悪用して契約へ誘導する手口を使うところもあります。

  • 「遠方から来た」と言い、断る罪悪感をあおる(返報性の原理)
  • 「あなたの優柔不断が原因」と性格否定を匂わせる(自己効力感を下げる)
  • 「すぐに動かないと証拠は消える」と焦らせる(希少性・損失回避バイアス)
  • 「他の探偵は信用できない」と他社の悪口で囲い込む(情報遮断)

いずれも、“不安や迷い”を突くように設計された言葉です。
でも、忘れないでください。

あなたの不安に、必要以上に火をつける人は、決して「解決」に導いてはくれません。

本当に信頼できる探偵は、契約を“急がせません”

私が大切にしているのは、次の3つです。

  1. 契約前に一度、持ち帰って冷静に考える時間を設けること
  2. 調査が本当に必要かを一緒に考えること
  3. 調査の前に、心を整えること

焦っているときこそ、いったん立ち止まることが大切です。
ご自身の心の整理がついていないまま調査を始めても、うまく活かせずに後悔する方を多く見てきました。

調査は“ゴール”ではありません。
あなたの人生を立て直すための、ひとつの「手段」にすぎないのです。

調査より先に“相談”を──あなたの味方でありたいから

「契約されるかどうか」ではなく、
「いま、あなたにとって何が必要か」──それを一緒に考えること。
それが、私の役割だと考えています。

「探偵に相談するのも不安」
「ちゃんと話を聞いてもらえるか心配」
「押し売りされたら怖い」

そんな声があって当然です。だからこそ、無理に進めず、まずは安心して話せる時間から始めてください。

最後に──読者のあなたへ

もし今、探偵を探している中で「なんとなく不安」や「強く勧められて困っている」と感じているなら、
それはあなたの感覚が正しく働いている証拠です。

契約は、あなたが納得したときにすればいい。
「怖い」と感じたなら、その直感を大切にしてください。

探偵を利用したことのある信頼できる友人や知人からの紹介、あるいは弁護士からの紹介などであれば、安心して相談できるかもしれません。
しかし、そうした紹介者がいなかったり、紹介された探偵事務所にも違和感を覚えるようであれば──
無理に進まず、どうぞ私にご相談ください。

調査を前提とせず、本当に必要かどうかから一緒に見極める。
その上で、あなたの心と状況に合った最善の道を考える。
私は、そんな存在でありたいと思っています。

この記事を書いた人
岡 弥舞:OKAHIROMU
岡 弥舞:OKAHIROMU
探偵業界で27年の経験を持つ専門家 / 探偵コンサルタント / 一般社団法人日本調査業協会 副会長 / 依頼者の悩みや問題に丁寧に向き合い的確な解決策を提供。法令を守り誠実な調査を心掛ける姿勢が、多くの依頼者から信頼を得ています。この記事では、そんな専門家の視点で役立つ情報を分かりやすくお伝えしています。