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梅雨入り前に増える「スマホ肌身離さず」現象──その行動、本当に怪しいのか?

こんにちは。探偵コンサルタントの岡弥舞です。
5月も半ばを過ぎ、そろそろ梅雨入りの気配を感じ始める頃ですね。この時期、私たちの元に増えるのが──
「パートナーのスマホの扱いが、最近どうもおかしいんです」
というご相談。
- スマホをお風呂やトイレまで持ち込む
- テーブルでは画面を伏せて置く
- ロックの解除が指紋から顔認証に変わっていた
- 着信に出ず、後で別室で折り返すようになった
確かに怪しく見える行動ばかりですが、現代では「習慣」や「機能面の合理性」でそうなることも増えているのが実情です。
今回のブログでは、そうした“誤解されやすいスマホ行動”を冷静に見極める視点と、問い詰める前にすべきこと、そして万が一の備えについてお伝えします。
まずチェック──“変化があるかどうか”に注目する
まず大前提としてお伝えしたいのは、「その行動は最近になって変わったかどうか?」という視点です。
■ 高リスクパターン(浮気可能性:高)
- 今までは置きっぱなしだったのに、常にスマホを手放さなくなった
- 突然パスコードや認証方法を変更し、ロックが厳重になった
- 会話中もスマホから目を離さず、何を見ているか明かさない
- 着信時に一度保留し、その後に誰かにかけ直す動きがある
■ 誤解しやすいが“必ずしも黒ではない”行動
- スマホをお風呂やトイレに持ち込む
- テーブルでスマホ画面を伏せて置く
- スマホをロックしている(パスコード、指紋、顔認証など)
補足1:お風呂・トイレにスマホを持ち込むのは「読書や娯楽習慣」の可能性も
動画や電子書籍、オーディオブックを楽しむ人は、日常的に入浴中やトイレでもスマホを使っています。“急にそうなった”なら注意ですが、以前からの習慣であれば問題視しすぎないようにしましょう。
補足2:画面を伏せるのは「レンズ保護」や「安定性重視」の行動
最近のスマートフォンはカメラレンズが出っ張っているため、伏せた方がレンズが傷つかず安定もしやすいという理由で無意識に画面を伏せる人が多くいます。
「前からそうしていたか?最近から変わったか?」をよく見て判断しましょう。
補足3:スマホをロックするのは“現代のセキュリティ意識の表れ”
パスコードや顔認証を使うのは、プライバシー保護の常識になっています。問題は“以前ロックしていなかったのに、突然厳しくなった”などの変化です。
なぜ「梅雨前」にスマホ問題が浮き彫りになるのか?
梅雨前〜梅雨入り直後は、次のような環境変化が起こりやすい時期です。
- 雨によって外出が減り、家庭内の行動変化が目立ちやすくなる
- 家の中にいる時間が長くなり、スマホの操作を間近に観察しやすくなる
- 天候や気圧の変化によって気分が不安定になりやすく、浮気の“入り口”が生まれやすい
このような理由から、スマホ行動の「違和感」が露呈しやすいタイミングとも言えます。
疑っても、問い詰めない──“合法的にできること”を整理する
相手の行動に違和感を覚えたとき、感情的に詰め寄るのはNGです。浮気かどうかの判断には、事実=証拠が必要ですが、その収集にもルールがあります。
❌ 法的リスクの高い行動
- パートナーのスマホを勝手に開く
- パスワードを解除してアプリ・写真・メッセージを覗く
- 盗聴・盗撮・遠隔操作アプリの使用
こうした行為は、相手に訴えられるリスクがある違法行為に該当する場合があります。
⭕️ 合法的にできる初動対応
- スマホの扱い方の「変化」を記録する(日時・内容)
- 会話や仕草の中に見える“違和感”をメモに残す
- 行動パターンやスマホの置き方、触れるタイミングなどを冷静に観察する
探偵に相談する前に“5つの記録”を用意しておく
いきなり調査を依頼するよりも、まず探偵コンサルタントに相談してリスク判断をするのが得策です。そのために、次の5点を事前に記録しておくと、状況整理がスムーズになります。
- スマホの扱いに関する変化が起きた日付と内容
- 生活の中での言動・行動パターンの変化
- よく使っているアプリや操作傾向(SNS、通話履歴など)
- 「これは仕事用」「友達からの連絡」などの発言メモ
- 自身が感じた違和感や不安のタイミングとその理由
疑いの中にあるあなたへ──静かな一言を贈ります
「スマホの扱いが変わっただけで浮気なのか?」
「自分の心が過敏なだけでは?」
そんなふうに悩む方も多くいらっしゃいます。
ですが、あなたが“違和感”を覚えたその感覚こそが、ご自身を守る初期防衛反応です。
焦らず、怒らず、でも見過ごさず。
そんなあなたを、私は尊重したいと思います。
「光が見えないときは、誰かの光を少し借りたっていい。」
まずは、あなたの違和感に、私がそっと光を当てるお手伝いができれば嬉しいです。



