プロが教える！信頼できる探偵事務所の見極め方とは？

こんにちは、探偵コンサルタントの岡弥舞です。

私は一般社団法人日本調査業協会（以下、日調協）の副会長として、令和6年2月26日に広島で開催された「令和6年度第2回実務教育研修会」に参加してまいりました。

この研修会は、探偵業界の健全化と依頼者の皆さまとの信頼関係の強化を目指し、法的リスクの管理や契約の重要性、さらに実際の現場でのノウハウなどを共有する場となっています。今回は私自身の体験を通じて、読者の方に少しでも有益な情報をお伝えできればと思います。

一般社団法人日本調査業協会の実務教育研修会【参加レポート】です。

研修会の目的

まず、実務教育研修会が目指すのは、探偵業界の質を根本から高めることです。具体的には、私たちが抱える契約上のリスクを適切に管理し、依頼者の方々に不安を与えないような仕組みづくりを行うこと。そして、それを実践するための知識やスキルを学ぶことが大きな狙いとなっています。

私自身、業界の副会長という立場で日々業務に取り組むなか、「どうすれば依頼者の方々により安心していただけるだろうか？」更に、「どうすれば探偵業者がトラブルに巻き込まれずに済むのか」ということを常に考えています。こうした研修の機会は、私にとっても学びを深める貴重な場になっています。

印象に残った講義：「調査委任契約を巡る諸問題について」

今回の研修で特に心に残ったのが、「調査委任契約を巡る諸問題について」の講義です。探偵業の現場では、契約の段階であいまいな説明や不十分なコミュニケーションがあると、後々大きなトラブルへと発展してしまうことがあります。

契約前に依頼者の方のご希望や不安をしっかりと聞き取ること。そして、調査中にも定期的に進捗状況をお伝えし、相互の理解を深めること。もちろん一概には言えませんが、この当たり前のようでいて、忙しさを理由に疎かにしてしまう業者がいるのも事実です。私がこの講義を通じて再認識したのは、まさにその「基本の徹底」の大切さでした。

研修の活用：社員の意識向上と実務教育の推進

私は、テラスエージェントの代表として、社員が常に最新の知識や事例を得られるよう、研修会や講演会に参加する機会を積極的に提供して行こうと思っています。Zoomなどのオンラインツールを活用し、遠方にいる社員や忙しい社員でも気軽に参加できる環境を整備する予定です。

研修で学んだことを社内に持ち帰り、チーム全体で共有することで、さらに深い学びが得られます。私自身はもちろん、社員一人ひとりが「依頼者の皆さまに最適な解決策を提供する」ために成長し続けることが、何よりも大切だと感じています。

探偵業界の現状と依頼者へのアドバイス

探偵業界には、私たちのように研修会に参加し、常に知識をアップデートしていこうと努力する事業者がいる一方で、研修会への参加に消極的な事業者も存在します。どちらが良い・悪いというわけではありませんが、皆さまが探偵事務所を選ばれる際には、こうした業者の姿勢も一つの判断材料にしていただければと思います。

依頼者側でも、契約内容や費用、調査期間、結果報告の方法など、分からない点があれば遠慮なく確認してください。探偵に依頼を検討している方からすると、ご自身の悩みや疑問を解決するための大切なステップです。ともに「わからない」まま進めるのではなく、率直に質問し合える関係性を築くことが、安心してサービスを利用するうえで欠かせないのです。

まとめ

今回の実務教育研修会では、「契約トラブルのリスクをどのように防ぎ、依頼者に満足していただくか」という基本に立ち返る学びがありました。私自身、研修会を通じて改めて感じたのは、誠実で透明性の高い対応こそが、結果的にトラブルを未然に防ぎ、皆さまに安心をお届けする近道だということです。

テラスエージェントでは、これからもこうした研修や情報共有の場を大切にしながら、より良いサービスを追求し続けます。もし何かご質問やご相談がありましたら、どうぞ遠慮なくお声掛けください。私たちは常に皆さまの声に耳を傾け、最適なサポートを提供していく所存です。

今後とも、業界全体の信頼向上と、依頼者の方々の安心を第一に、誠実な調査サービスをお届けしてまいります。