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本気で謝るなら離婚はしないけど、そうでないなら別れたい。
ご相談を受けた時、今後の方針についてお伺いすることがあります。
調査内容が、その方針よって多少変わることもあるからです。
わかりやすく言うと、離婚を希望しているかどうか、ということなんですけれどね。
その回答として多いのは、表題にもありますように、
『反省してくれて、謝るなら許してもいい。
でも、その気が無いなら離婚する。』
というものです。
このブログを読んでくださっている方の中にも、このように思われている方は多いのではないでしょうか。
離婚を絶対にする!と決めてご相談に来られる方は意外と少ないものです。
やはり、夫婦という関係を壊してしまうのはとても勇気がいることですから。
それに加えて子どもがいれば、引き取って育てる側は片親になることへの不安がつきまといますし、手放す側はとても寂しい思いをする事にもなります。
でも、そういった具体的な理由以前に、自分の中で整理しきれない気持ちも存在しているのではないでしょうか。
『浮気したことを本気で反省して欲しいけど、そうでないなら離婚する。』
こう思われている場合、離婚の決定権って誰に有ると思いますか?
そうです。浮気をした張本人です。
自分で、決定権を相手に譲ってしまっているのです。
だから、『夫(妻)がどう思っているか分からないから決められない。』ということになります。
また、言い換えると『夫(妻)が自分を必要としてくれるなら自分も夫(妻)のことを必要とする。必要としないなら自分も必要としない。』ということでもあります。
つまり、自分の価値(必要とされているかどうか)すら相手次第となってしまっているのかも知れません。
そのような場合、私がまずお伝えしたいのは、もっと自分自身を大切に考えて欲しいということです。
何より、自分ありきでいいんです。
もっとわがままに、自分を優先していいと思うんです。
夫(妻)が自分を必要としてくれなくても、浮気をしていたとしても、自分の価値が低くなるわけでは決してありません。
そんなことは関係ないんです。
そのうえで、自分はどうしたいか。
子供のこと、家のローンのこと、両親のこと、色々考えてしまうと思います。
でも、一旦それらのことは置いといて、自分自身の気持ちと向き合って欲しいと思います。
その気持を大切にしながら、その他のことをどう処理していくか考えていきましょう。
何より、自分の幸せを再優先して考えてください。
そんな、勝手なことできないと思われるかもしれませんが、今の局面を後悔のないように乗り切ることが、今後の人生にもつながってゆきます。
誰かのための人生ではなく、自分自身の人生なのですから。
そんな悩みも遠慮なく相談してください。
問題解決に向けて一緒に頑張ってみませんか。