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2016.07.15 浮気・不倫調査

浮気相手はあなたの隣人?!

妻の様子がおかしい…と悩んでいながらも確信が持て無い…
確信が無いから、調査をすることに対する罪悪感を感じる…
何より、妻のことを信じたいという強い思いがある…
 
そんな思いのご依頼者の方でしたから、事務所へ何度も足を運ばれ、話し合いを重ねるものの、踏ん切りがつかず…ということを繰り返していました。
お話を伺っていて私自身としては十中八九浮気をしているだろうと確信していたのですが、ご本人は間違いであってほしいという思いが拭いきれなかったのだと思います。
 
なぜ、調査に踏み切ったのか。
それは、妻が半年ほど前まで使用していた携帯電話を発見し、内容を見てしまったからでした。
中は想像以上なもので、相手も時期はずれているものの、1人ではなかったようです。
それでも、不貞の証拠としては不十分であり、相手の情報も何も無いということで調査に踏み切りました。
 
浮気を確信してしまうと、妻の行動全てが怪しく見えてきます。
疑いだしたらキリが無いのはわかっているけれど、何もかもが怪しくて、どこから手をつけていいか、、、という状態。
 
どちらにしても、見るしか無いということで調査を開始したのですが、蓋を開けてみると、妻の浮気相手は自宅から数十メートルという目と鼻の先に住んでいたのでした。
そのため、自分の空いている時間(仕事のない平日、子どもが塾に行っている時間等)ほとんど浮気相手と一緒に過ごしていました。
 
その他、友だちと夜遊びに行くと行って出かけるのも嘘。
日課の夜の散歩も嘘。
全て浮気相手と過ごしていたという…
 
完璧な2重生活。
そんな生活をしていると、普通疲れますよね。
離婚して、浮気相手と一緒になることを考えても良さそうですが、この妻は全くそこまでは考えていなかったのです。
そこまで、浮気相手のことが好きだったわけではない、というのです。
(こんなに毎日会っていて?!)
 
調査結果を突き付けて、離婚を迫る夫に最終的には観念して離婚ということになりましたが、家を出て行く事だけは頑なに拒んだという…
 
結局猶予期間を与えて、出て行ってもらえたのですけどね。
 
この奥さんは何がしたかったのだろう…理解に苦しみます。
 
こういう場合、よく言われるのが
『本当に好きな人ができて、浮気に走ってくれたほうがまだましだった。』
ということです。
 
でも、前回の記事にも書きましたが、浮気相手に本気になってしまい、理不尽な理由で離婚を迫られるのも本当に許せないです。
 
『好きな人ができたから別れてほしい。』
ドラマなんかではよく聞くセリフですが、実際にそんなこと言う人、まずいませんから。
 
どちらにしても、ましな浮気なんて無いということです。
どんな場合も、浮気された方はとんでもなく大きなダメージを受けます。
そこを有耶無耶にして終わらせると、心に大きなキズとなって残ってしまうのです。
 
『自分の気持ちにけじめを付けるために調査をしたい』と言われる事もよく有ります。
辛い気持ちと向き合って、それを乗り越えていくのは簡単なことではありません。
でも、次のステップに進むためには必要な事なのかもしれませんね。
 
そんな方の支えに、少しでもなれたら嬉しいです。