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梅雨のモヤモヤは、心のSOS──湿った空気が、疑念を育てるとき

はじめまして。探偵コンサルタントの岡 弥舞です。
私は、浮気や不倫、夫婦問題に悩む方に対して、「調査を始める前に、まず相談し、冷静に考える」ことの大切さをお伝えしています。
調査を“前提”とするのではなく、本当に必要かどうかを一緒に見極める。
そして、調査をしなくても前に進める方法があるなら、それを最優先に考える。
それが私の信条であり、「探偵コンサルティング」という新しいかたちです。
今回のテーマは、「梅雨時期に心がざわつく理由」。
もしかすると今のあなたも、「なぜか不安になる」「相手の一言に傷つく」「調査をした方がいいのか迷っている」──
そんな感情に揺れているかもしれません。
けれど、それは“心の異常”ではなく、“心の声”です。
今日は、そんな揺れやすい季節だからこそ、大切にしてほしいことをお話しします。
なぜ、梅雨になると「心が疲れる」のか?
雨が続くと、気持ちが沈みやすくなる──これは、よく知られた事実です。
でも、それだけではありません。
梅雨の時期、人は無意識に「防衛モード」に入ります。
空はどんより曇り、洗濯物は乾かず、体も重く、なんとなくやる気が出ない。
そして気づかないうちに、呼吸も浅くなり、感情の整理ができなくなっていきます。
そんな中、いつも通りに振る舞っているパートナーの表情やLINEの返しが、
なぜか冷たく感じたり、逆にやけに優しすぎて不自然に思えたり。
「本当に何かあるのかもしれない」と、心が警報を鳴らしはじめるのです。
でもそれは、相手の変化ではなく、自分の“感情の変化”かもしれません。
「調査したい」の裏にある、“本当の気持ち”
「浮気しているかも」と思ったとき、多くの方が最初に求めるのは「証拠」です。
でも、実際にお話を伺うと、その多くがこう口にされます。
「本当は、信じたいんです」
「できれば、違っていてほしい」
つまり、証拠が欲しいのではなく、安心が欲しいのです。
けれど、梅雨という季節は、その“安心”を曇らせます。
心が湿っていると、相手の言動がいつもより刺さりやすくなる。
冷静に見れば誤解で済むことも、深刻に受け止めてしまう。
そして──
「何かあるに違いない」と、確証バイアスが働きはじめてしまうのです。
この時期、依頼が増える理由と“見落としがちな盲点”
実際、私たち探偵には、6月になると相談が急増します。
けれど、そのすべてが浮気ではありません。
共通するのは、「心が疲れている」こと。
その疲れが、疑念を膨らませ、焦りを生み、調査へと気持ちを走らせてしまう。
けれど、疲れた心で出した答えは、のちのち自分を苦しめることもあります。
後悔しない選択をするには、「まず自分の感情に気づくこと」──それが何より大切です。
調査の前に、“心を整える”という選択
探偵コンサルタントとして、私がまずお伝えしたいのは、「調査を始める前に、整える時間を持ってほしい」ということです。
調査は、逃げ道でもなければ、攻め手でもありません。
あくまで「現実を見極めるための、戦略的な選択肢のひとつ」です。
ただ、その手段が本当に“今のあなた”にとって必要なのか──
心が疲れているときほど、その判断は曇りやすくなります。
だからこそ私は、こう問いかけたいのです。
- なぜ今、そんなに不安を感じているのか
- その不安は、「相手」の問題か、それとも「自分の内面」の声なのか
- 本当に欲しいのは、“証拠”か、“安心して考える余白”なのか
この整理がついたとき、調査をするにしても、しないにしても、
後悔しない決断ができる土台が整います。
「すぐに動く」ことより、「整えてから動く」こと。
それが、結果的にいちばん早く解決に近づく道なのです。
“整える力”が、道をひらくこともある
この時期におすすめなのが、「心の湿気取り習慣」です。
たとえば──
- 朝、窓を開けて自然光を5分浴びる
- スマホを手に取る前に、深呼吸を3回
- 相手の言動が気になったら、すぐ確認せず、30分だけ気持ちを寝かせる
- 気持ちが揺れたときは、「それは本当か?」と問い直してみる
ほんの少し心が整うだけで、同じ現実がまったく違って見えることがあります。
不思議ですが、何かを“変えよう”としなくても、見え方が変わるだけで、未来の選択肢は大きく広がるのです。
「ぶつかる」「確かめる」「追い詰める」前に──
まず整えることで、自分自身にとっていちばん穏やかな道を見つけることができる。
それが、静かに“状況を動かす力”になると、私は感じています。
最後に──今、あなたに必要なのは“戦うこと”ですか?
梅雨は、浮気の季節ではありません。
でも、心の奥に眠っていた“不安”が顔を出す季節です。
その不安は、あなたが弱いから生まれるのではありません。
あなたが「真剣に生きている証拠」です。
だからこそ、焦らなくていい。
決めなくていい。
すぐに証拠を取らなくてもいい。
「私の心が、今どうなっているのか」
そこに正直になれたとき、あなたはもう、前に進みはじめています。
そしてもし──
心が少しでも整い、冷静さが戻ってきたなら、
今度は“事実と向き合う勇気”を持ってもいいかもしれません。
それが、調査という手段であるかどうかも含めて、
一緒に見極めていけたらと思います。
あなたがあなたらしく、後悔のない選択をできるように。
そのために、私たち探偵コンサルタントがいます。