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浮気の罪〜その罪はいつか消えるのでしょうか?〜
浮気は犯罪ではありません。
しかし、ここでは法律上婚姻関係を持った夫婦に課せられる義務である『貞操の義務』を破ったということで敢えて『罪』という言い方をさせていただきますね。
もし、あなたのパートナーが浮気をしているとします。
その場合、浮気をしている張本人たちは「罪人」であり、あなたはその二人の行動により精神的、肉体的苦痛を受けている「被害者」であるといえるかもしれません。
そして、その罪を裁くのは他でもなくあなた自身であるはずです。
昨今では、芸能人の浮気を鬼の首を取ったかのように関係のない方たちがバッシングし、あたかも制裁を与えようとしているような風潮にありますが、それには少し薄ら寒いような…なんとも言えない集団の心理の恐ろしさを感じてしまいます。
あくまでも、浮気問題は夫婦間の問題であり、その罪を裁く権利を持っているのは当事者である、あなただけ。
周りがどれだけ騒ごうが、非難しようが結局のところ関係ないのです。
浮気問題解決までの経過によってはやむを得ず裁判になり、裁判官という第三者に裁く権利を委ねることもあります。
しかし、基本は自分ということです。そこはブレずに心のなかに据えておいてください。
そうなると、その罪が消えるとすればそれはあなた自身が浮気した当事者たちを許した時、ということになるのではないでしょうか。
『一生許せません!』
そう言われるなら、二人の罪は一生消えずに残ることになるでしょう。
『夫のことは許しますが、浮気相手のことは許せません。』
『浮気相手はどうでもいいんです。でも、夫のことだけは絶対に許せない!』
そう言われるなら、二人の内一人の罪は許されていますが、もう一人の罪は許されていないということになります。
ただ、浮気をしている張本人が、自分は悪くないと思っていたとしたら…私は、そう思っている限り罪は消えないと思います。
自分のしてしまった行為を自覚して、心から反省しない限り、消えることは無いと思うのです。
例えパートナーが許したとしても、本人自身が自分の罪を認めない限り何の解決にもなっていません。
最悪再び同じ過ちを繰り返す可能性さえあると思います。
深く反省している人が同じ罪を繰り返しますか?
もし、そんなことがあるとするとそれはSEX依存症など病気による場合でしょう。
この、本人たちが自覚して自分たちのした行為を反省するというのは当たり前のようで実は難しいと思います。
頭のなかでは浮気は悪いこととわかっていても、殆どの人がその行為を正当化しているからです。
「お前が悪いからこうなった」
「毎日ストレスで耐えられなかった、仕方ないことだ」
「家にいても全く居場所もなくて落ち着かないんだ」
自分が積極的にこれらの問題を改善しようと努力してもダメだったならともかく、全て浮気をしたあとの後付け理由です。
そして、さらに厄介なことに、こちらが「絶対に許さない!」と思えば思うほど相手は「絶対に自分は悪くない!」と思う傾向にあります。
夫婦は自分を写す鏡とよく言われますが、まさにそういうことかもしれません。
少し、肩の力を抜くことにより、相手の態度も変わってきたりします。
このことは、お客様の後日談からもよく聞くことなんですよ。
相手を責め続けることは精神的に結構ストレスです。
自分自身幸せではありませんし、毎日辛いんです。
でも、許したら負けのような気もしますよね。それもとても良くわかります。
それでもふと、「もういいや…」って思うようになって、少しずつ気持ちを緩めていき、自分自身笑えるようになったなと感じ始めたころ、突然ご主人が「自分が全て悪かった…」と謝って来たというお客様がおられました。
その方は全てを受け入れつつ自分自身の幸せのために離婚を選択されましたが、その時の離婚条件をご主人は全て飲んでくれたそうです。
逃げ場なく責め立てると「窮鼠猫を噛む」ということわざにもあるように、反撃するしかなくなるのかもしれません。
私たちもよくアドバイスするのですが、少しだけ逃げ道を用意してあげることができればいいなと思います。
そうすることにより、浮気をした帳本人たちも冷静に自分を振り返る余裕もできるのではないでしょうか。
その力加減が何より難しいのですけれどね。
浮気されて人生のどん底にいる自分はもう一生幸せになんてなれないように感じているかもしれません。
でも、そんなことは全くありません。
幸せになれるし、なっていいんです。
自分で「私もまた幸せになろう」そう思ってください。
そうすると、少し楽になりませんか?
今は思えなくても、いつか思える日がきます。
絶対に来るんです。
ですから、今すぐには無理でも諦めずこの問題を乗り越えて行ってくださいね。
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