探偵に依頼したのに自分で調査の妨害をしてしまう…どうして??

こんばんは。
毎週火・木・土曜日のブログを担当しております総合探偵社テラスエージェント相談員の平田です。
 
今日は、調査を依頼したにも関わらず、何故かその調査を妨害するような行動を取ってしまう方のお話。
 
そんなことって有るの??と驚かれるかもしれませんが、意外と有るんです。
 
例えば、Aさん(女性)は浮気をしているかどうかハッキリとしていない時点で、調査を依頼しました。
調査を始めると、すぐに夫が女性と会っている事が判明。
でも、一回証拠が撮れたからといってそれで終了ではありません。
慰謝料請求や、離婚の材料にする場合以外でも、本人が言い逃れ出来ない程度の証拠となると数回の証拠が必要となります。
(※ご自身が確認したいだけという場合や、過去に浮気が発覚していて、今後また二人が密会しているのが判明した時点でペナルティが発生するような誓約をされている場合などは1回の調査でOKです。)
しかし、浮気の事実が判明した途端、どうしてもじっと黙っていることができなくなり、夫にその事を詰め寄ってしまったのです。
その為、夫の動きがピタッと止まり、全く浮気相手と会わなくなるという事態に。
結局、残りの調査時間分の料金は返金して調査終了しました。
しかし、その後も本当に別れたのかどうか不安な状態で、また調査を考えているとのことでしたが、警戒は強まってしまっているので時間が必要と思われます。
本当に、それで別れてくれていれば良いのですが、なかなかそうは行かないことも多いです。
 
また、Bさん(男性)の場合は、妻の浮気調査中に男と接触するようなことがあればすぐに連絡が欲しいとのご希望がありました。
そこで、調査員からの接触の情報をすぐにお伝えしたところ、そこから何故か妻の携帯に鬼電。
いくら電話しても男と一緒にいる妻は全く出ないため、何度も何度も電話をした様です。
最終的には電話に出て、会話をしている様子が調査映像にもしっかりと残っていました。
どんな会話内容であったのかはわかりませんが、その日はそのまま何もせず、すぐに帰宅してしまいました。
せっかくお金を払って調査をしていても、これでは何の証拠もつかめません。
 
後日、しっかりとお話をさせていただき、目的を達成するための我慢も必要ということも理解していただきました。
結局Bさんの場合はしっかりとした良い証拠を取ることができました。
 
このようなことは意外と頻繁に起こります。
その裏にあるのは、浮気をしないで欲しい、浮気を阻止したいという気持ちです。
もちろん、夫婦ですしそのように思うのは当たり前ではあります。
私たちも、調査契約時に注意点としてお話させていただくのですが、頭と心は食い違うようで、分かっていてもしてしまう事も有るようです。
 
Cさん(女性)のケースに至っては、浮気調査でわかった情報を毎回夫に話してしまうのです。
数日は我慢してくれるのですが、そのうちに我慢できなくなって言ってしまうのです。
もちろん、探偵に調査をしてもらったとまでは言っていませんが、私は全部知っているのよ!と詰め寄ります。
すると夫は、上手く嘘の言い訳を考えて対抗してきます。
Cさん曰く、早く言っておいたほうが抑止力になるのではないか?ということでしたが、全くそれは効き目もなく、女性の家に通い続けるのをやめる気配はありませんでした。
それでも、その女性宅に行っている言い訳は自分の中で作り上げている為、妻にその事実が知られているとなると、その嘘の言い訳を事実にするためのアリバイ工作をきっと進めていることと思います。
 
このような事例から、何が一番問題なのかというと、自分がお金を出してまで手に入れたネタを全て明かしてしまっているところに有るのです。
これは、最終手段として持っていて、全て知っておきながら話をすることに意味があるのです。
相手が正直に話せばそれでよし。
ごまかしたり、嘘を付けばつくほど、こちらは事実を知っているのですから、相手の立場はどんどん悪くなります。
言ってみれば、どれだけ相手に嘘をつかせるか、というのが重要なのです。
 
万が一、裁判にでもなれば、相手が嘘を付けばつくだけ裁判官の印象は悪くなり、その結果こちらが有利に進みやすいです。
それが、こちらが掴んでいるネタを明かしてしまっていたら、それに対する狡猾な言い訳で対抗される可能性が高くなるため、せっかくの証拠能力が充分発揮できなくなるのです。
 
もし、浮気調査をお考えでしたらその事をしっかりと心に刻んで乗り越えてほしいと思います。
 
 
 
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岡 澄

岡 澄

探偵業務取扱者 認定番号 No.JISA(1)2812-0278

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